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ECサイトの基礎知識
Shopifyとは?Shopifyの機能やShopifyの料金プラン一覧、メリット・デメリットを紹介

Shopifyとは?機能や料金プラン一覧、メリット・デメリットを紹介

こんにちは、黒子のEC ECサイト制作チームです。

Shopify(ショッピファイ)とは、簡単にECサイトを構築・運営できるECプラットフォームです。
2004年にカナダで創業してから世界規模で成長を続けており、EC最大手のAmazonを打ち倒す「Amazonキラー」と呼ばれることも少なくありません。

そこで今回は、Shopifyについて詳しく知りたい方や、これからShopifyを導入しようと検討している方に向けて、Shopifyとはどのようなサービスなのかをご紹介します。

1. Shopifyとは

Shopifyは世界175か国以上で利用されているECプラットフォームです。
専門知識がなくてもECサイトの開設やカスタマイズ、運営ができて、国内外の顧客に販売できます。

アカウントを作成して管理画面から設定するだけですぐにECサイトを構築でき、サーバーを用意したり、ネットワークを管理したりする必要がありません。
公式ストアに用意されているテンプレートを使用すれば、スキルがなくても、サイト全体に高品質なデザインを適用できます。
また、アプリをインストールすれば、自社サイトに必要な機能を追加可能です。

2. Shopifyの主な機能

Shopifyには、ECサイト運営に必要なさまざまな機能が備わっており、主に以下3つに分類されます。

  • フロント機能
  • 管理機能
  • 分析機能

各機能の詳細を見ていきましょう。

フロント機能

フロント機能は、ECサイトの中でもお客様が実際にアクセスできる部分です。
ECサイト運営に必要なフロント機能がひと通り備わっています。

商品ページ商品一覧や商品詳細ページを設定できる
ショッピングカート商品購入の際の合計金額の計算や決済、注文メールの自動配信などを行う
顧客管理お客様情報の追加・編集、過去の注文履歴の確認、現在の注文状況の把握などができる
ブログビジネスや商品の最新情報をブログに投稿できる
レコメンド機能購入商品や閲覧商品の情報をもとにおすすめ商品として関連商品を表示できる
詳細検索ジャンルやサイズ、色、価格帯などの条件を設定して商品を素早く検索できる

管理機能

Shopifyは、ECサイト運営のバックオフィス業務を行える管理機能が充実しています。
Shopifyの管理機能は、具体的に以下のとおりです。

商品管理商品のタイトルや詳細説明、画像、価格などを設定できる
注文管理受注情報や発送情報、カゴ落ちなどの管理ができる
決済機能Shopifyペイメントの設定や外部決済サービスの導入などができる
販売チャネルブログやSNS、他のモール型ECサイトと連携できる
マーケティング特定のお客様に向けたクーポン配信やメール配信などができる
アプリ管理機能を拡張するためのアプリのインストール・削除ができる

分析機能

Shopifyの分析機能では、売上やコンバージョン率、リピーターの割合などの業績を可視化できます。
Shopifyの分析機能は、具体的に以下のとおりです。

レポート機能財務や集客、在庫、行動、マーケティング、売上などの業績を確認できる
ライブビューストアの訪問者や売上、訪問者数、チェックアウトなどのリアルタイムのデータを確認できる

3. Shopifyの料金プラン一覧

Shopifyの料金プランは、表に記載の6種類です。

プラン月額料金対象
ベーシック33米ドル個人事業主
スモールビジネス
スタンダード92米ドルスモールビジネス
プレミアム399米ドル中規模・大規模ビジネス
Starter1米ドルWebサイトやSNSで集客できる方
Retail89米ドル小売ビジネス
Shopify plus2,000米ドル〜取引量の多いストア

プランによって、利用できる機能の数に差がありますが、最初は低価格なプランに登録した場合でも、販売機能やカスタマイズなど、より充実した機能が必要になったタイミングでアップグレードも可能です。
アップグレードする際も、これまでの注文やデータ、設定はそのまま引き継ぐ事ができます。

4. Shopifyを利用するメリット

Shopifyは世界中の方から利用されるECプラットフォームだけあって、他のサービスよりも優れているところが多くあります。
Shopifywo利用する6つのメリットを見ていきましょう。

低予算で導入できる

Shopifyはどのプランを選択しても、初期費用がかかりません。
主要プランの1つであるベーシックプランを選んだ場合でも、月額33米ドルでECサイトを運営できます。
ECサイトの規模が大きくなったタイミングでプランを変更できるため、無駄なコストがかかりません。

決算方法の種類が豊富

Shopifyには、デフォルトでShopifyペイメントという独自の決済サービスが導入されています。
Shopifyペイメントは、クレジットカード決済やShop Pay、Apple Pay、Google Payの決済に対応可能です。

その他ペイパルやNP後払い、Paidyなどさまざまな決済サービスを紐づけられ、顧客層や販売する地域などに応じて導入する決済方法を選択できます。

デザイン性が高い

Shopifyには、100種類以上の無料・有料のテンプレートが用意されています。
テンプレートを設定して画像を挿入するだけで、自社ECサイトの構築が可能です。
業種や機能、ブランドイメージなどに合わせてテンプレートを選択し、必要に応じてカスタマイズができるようになっています。
【Shopify公式】Shopifyテンプレートを見る

機能が豊富

Shopifyは、標準で搭載されている機能はもちろんのこと、搭載されていない機能はアプリのインストールによって追加できます。

Shopifyには8,000種類以上のアプリがあるため、自社ECサイトを自由自在にカスタマイズができます。
アプリが豊富なため、競合のECサイトとの差別化ができる点は、Shopifyの大きなメリットです。
ECマーケティング戦略を考える上でも、様々なアプリを見ることでアイデアを得ることができるため、ぜひアプリをチェックしてみてください。
【Shopify公式】Shopifyアプリを見る

また、難易度は高いですが、理想のShopifyアプリが存在しない場合は、アプリを開発して機能を追加することもできます。

外部サービスと連携しやすい

Shopifyは外部サービスと連携して、集客力や利便性を向上しやすいのもメリットの1つです。
具体的には、下記のような外部サービスと連携できます。

  • InstagramやfacebookなどのSNS
  • Amazonや楽天市場などのモール型EC
  • オープンロジやmylogiなどの物流サービス など

外部サービスを連携すると、販売チャネルを増やしたり、倉庫業務の負担を減らしたりできるのもShopifyの魅力です。

越境EC・海外販売に参入しやすい

Shopifyは、世界各国で利用されているため海外販売向けの機能が充実しており、越境ECにもおすすめです。

アプリを追加すると、海外発送手続きや多言語対応を簡略化できます。
Shopifyは標準で50種類の言語に対応していますが、アプリを導入すると、サイト訪問者のIPアドレスをもとにその国の言語に自動翻訳してくれるサービスもあります。

5. Shopifyを利用するデメリット

次は、Shopifyを利用する際の2つのデメリットを見ていきましょう。

高度なカスタマイズには専門知識が必要

Shopifyストアをアプリやテンプレートを使ってカスタマイズする際は、専門知識がなくても簡単に行えます。

一方で、より高度なECサイトを構築したいときは、HTMLやCSSなどのプログラミング言語の知識が必要です。
専門知識がなく自社で対応が難しいときは、Shopify制作代行会社に依頼すれば高度なカスタマイズにも対応してもらえます。

英語が必要になる場面がある

Shopifyは日本語対応が進んでいるとはいえ、一部の管理画面やテンプレート、アプリでは英語で表示されています。
そのため、機能によっては英語での読解力が必要です。
とはいえ、基本的な部分は日本語対応しているため、Shopifyを利用するにあたって不便に感じる場面は少ないでしょう。

日本語に対応しておらずmShopifyをうまく使いこなせないときは、Shopify認定パートナーや制作代行会社に相談するのも1つの方法です。

6. まとめ

Shopifyは、低コストで導入できるのが魅力で、機能性やデザイン性が高いなどの特徴があります。
ECサイトの規模に応じて最適なプランを選択できるので、スモールビジネスから中規模、大規模なECサイトまでさまざまなEC事業者におすすめです。

Shopifyは、アプリやテンプレートを利用すれば専門知識がなくても、ECサイトを構築できます。
とはいえ、デザイン性・機能性が優れたECサイトを作りたい場合は、Shopify制作代行会社に依頼すると満足度の高いストアに仕上がるでしょう。